おぼん
今日から世間はお盆休みというものの様です。
でも経験したことのないウイルスの脅威に恐らく皆がいつもとは少し違うような日々を送っている事でしょう。
私は平成に別れを告げた時、明るい未来があると信じていました。
今が明るくないわけではなく。
いつも通りの生活がいつも通りに過ぎ去ってゆくと信じて疑っていなかったです。
こんな夏にマスクつけて汗ダラダラになる事も、消毒が当たり前になることも。
何一つ予想できなかった。
何が言いたいかというとノストラダムスの大予言の様な事は意識していない時に不意に起こるということです。
このウイルスで亡くなった方も多い。その方たちは今日が新盆なのでしょうかね。
今隣にいる人が明日いるとは限らず。
それと同じように今横にいない人が明日いる事もあるわけで人生って何年生きても答えが見えません。
わたしが文章に何かを残すようになってもう10年が経ちます。
絵が好きな人。写真が好きな人。それと同じように私は文章が好きです。
だって燃えてなくなってしまう事もなく、今この瞬間の私の気持ちがずっとインターネットという架空の空間に残るのだから。
お盆の飾り付けは、いつしか私の仕事となりました。
毎回飾るのが遅くて恐らく祖母たちはソワソワしていると思います(笑)
彼は28で亡くなりました。
わたしは12月で28になります。ついに同い年に。
そうして考えると思うのです。彼はやはり凄いなと。
海外で一人で仕事をし一人で家事をし、同じことを私は出来るだろうか。
いいえきっとできません。
祖母も52という若さでした。
今自分の両親を見ていても、やはり到底同じようには感じる事ができなくて、でも健康診断で良くない結果が出ると少し寒気がして、なんだかカウントダウンを突き付けられているようで。
後悔しない人生なんかないのでしょう。
でもね。盆飾りをしている最中、いつも私は祖母や彼から貰う事ばかりだったなと感じるのです。
今花を供える側になり、生きているうちに沢山の花を送ればよかったなとか。
もっと好きなものを聴けばよかったなとか。
祖母に言いたい。
ビールはガソリンだったよと。(笑)本当だったよって。
彼にも言いたい。冷たく振られるのは鈍器で頭を殴られるように辛いねと。
人は2度死ぬといいます。1度目は肉体が、2度目は皆の記憶から消えたとき。
私は全てを覚えているから大丈夫よ。
そしてこれを読む事になった後世に残る私の友人、親族、万が一に子供。
私の好きなものは酒と家族とking&princeの岸優太とサッカー選手の香川真司と夕焼けの海と潮の香り、加藤さんが揚げてくれる唐揚げ、今村が入れてくれる紅茶、えみたんの「あやちゃん」と私を呼ぶ声。
この辛い環境から無理やりにでも引っ張り出そうとしてくれたミンくん。
いつも飛んできてくれる絶世のすっぴん美女と暗闇でもサングラスなイケメン集団。
お盆に供えてもらうとしたらシャンパンがいいな。ひまわりとシャンパンで。約束ね。
さて。そう言っている間に27歳の迎え火がはじまる。
気をつけて帰ってきてー。私へのお土産は大量の運と最高の結婚相手で(笑)